この記事は「メダカが絶滅危惧種というのは本当ですか?」という質問に答えていきたいと思います。
メダカは田んぼや小川、池などで見られ、日本人にとってとても身近な魚の一種です。そのメダカが
本当に絶滅危惧種なのかを調べました。
メダカが絶滅危惧種というのは本当ですか?
一時期、地球温暖化やオゾン層の問題がメディアや学校などで大きな問題として取り上げられていました。
メダカが田んぼなどで見かけなくなり、このままだと絶滅してしまうのではないかと言われていました。
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メダカは本当に絶滅危惧種なのでしょうか?
それはいまだに継続している状態なのでしょうか?
今のメダカの状態や環境が知りたいので教えてください。
最初に「メダカが絶滅危惧種というのは本当ですか?」という質問の答えを言います。
「本当です。二ホンメダカは絶滅危惧種です」
二ホンメダカは絶滅危惧種です
「二ホンメダカ」というのは「キタノメダカ」と「ミナミメダカ」の両種の総称したものです。
そんな二ホンメダカは、環境省のレッドリストと言われる評価基準で絶滅危惧種VUと呼ばれるものに分類され、「絶滅の危険が増大している種」と表記されています。
なぜ絶滅危惧種になってしまったのか? それは農薬の使用や生活排水による環境悪化や農地改良による生存環境の減少などが挙げられています。
こうして1999年2月に環境省のレッドリストにて絶滅危惧種VUにメダカが記載され、環境問題の関心が強まった時期的背景もあり、メダカの絶滅危惧種がメディアにも大きく取り上げられました。
しかし、絶滅危惧種であることが取り上げられると、メダカの保護活動によって新たな問題が起こります。
二ホンメダカの中にも生息する地域や水域によって遺伝子的な違いがあるという事が知られないまま、「メダカ池」や「ビオトープ」をを作り、本来その地域に放流すべきではないメダカや、品種改良されたメダカを放流するケースが多く確認されています。
こうした、誤った対応なども重なり絶滅危惧だけでなく遺伝子的多様性の減少や遺伝子汚染という問題にもなっています。
以上が「メダカが絶滅危惧種というのは本当ですか?」の回答と解説になります。