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メダカの繁殖・産卵のすべて!孵化率を高めるコツとは?
メダカの飼育は、単に成魚を眺めるだけではありません。メダカの卵から孵化させて、成魚に育てるまでの過程も楽しむことができます。そして、そのメダカがさらに卵を産み、次の世代に命を繋いでいくという、命のドラマに立ち会うことができます。これは、メダカを飼育している人にしかわからない、特別な喜びです。
ぜひ、あなたもこの喜びを味わってみませんか?必ず孵化に成功したいという方も、卵の孵化率を最大限高めるためにやっておきたいことがあります。この記事では、メダカの繁殖(メダカの産卵、卵の孵化を成功させる手順)を紹介していきます。メダカの卵の孵化のさせ方、孵化させる方法は人それぞれあるとは思いますが、参考になれば幸いです。記事の終盤にあるメダカの卵と産卵に関する質問集も随時更新していきますので、役立ててくださいね。
メダカの繁殖・産卵行動のための条件を整えよう
メダカの産卵・繁殖行動を始めるには、まずはメダカに卵を産んでもらえるような条件を整える必要があります。メダカの産卵期・産卵時期は春~秋で、特に春~夏のシーズンに多く産卵します。春から産卵時期が始まり、夏が真っ盛りといった感じでしょうか。
産卵の条件はいろいろありますが、最も重要なのは、オスとメスのペアが最低でも1ペアはできていることです。どんなに他の条件が揃っていても、オスだけ、メスだけでは繁殖は不可能ですね。狙ったペアを組みたいのでなければ、少なくとも数ペアできるような数のメダカを飼育しておくことが大切です。簡単に言うと、メダカのオスは交尾の時にメスを抱きかかえるような行動をとるため、ヒレがメスよりも大きくなっています。メダカのオスとメスの見分け方についてより詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
メダカにも相性のようなものはありますし、見た目は健康でも全てのメダカがペアになり繁殖行動に移ってくれるとは限りません。ギリギリの数よりも余裕を持った数で確実にペアができるよう保険をかけておきましょう。
やはりメスメダカの数を多めにしておいたほうが繁殖させる数は稼ぎやすいです。自分の中で理想の体型・体色の親メダカがいて産卵をさせたいオスとメスのペアが決まっている場合は、そのオスメダカとメスメダカを他の容器に隔離し、さらに隔離した後、メスメダカがお腹に卵をぶら下げているのを見つけたら、オスの親メダカをその容器から移動(オスの親メダカがお腹にぶら下がっている卵や産み付けた卵を食べようとする恐れがあるため)させ、メスの親メダカが卵を産み付けるのを待ち(後ほど書きますがなかなか卵を産み付けない場合は強制的に採卵するのもありです)、採卵しましょう。
親メダカに卵を産ませるための栄養をつけさせよう
メダカに元気な卵を十分な数、産ませるには、親メダカには十分な栄養と健康な体が必要です。産卵には大量のエネルギーと体力が必要になりますので、しっかりと餌を与えて栄養をつけさせ、元気な卵を産卵してもらいましょう。親メダカの食べる餌や親メダカの体の大きさによっても、産卵する卵の数も違ってきます。
人工飼料でも十分産卵は可能ですが、生餌(当店ではミジンコの販売・ゾウリムシの販売を行っています)を与えるとより効果的です。人工餌の食いつきが悪いときは積極的に生餌を与えてみましょう。やはり、動いている動物を食べようとするメダカの野生の本能もあるせいか、食いつきは格段に違ってきます。餌をたくさん食べ、健康状態もよりよくなれば、産卵する可能性がぐんと高まるはずです。
さきほども言いましたが、産卵期間中は、より体力とエネルギーを必要とするため、より栄養価の高い餌を通常より多めに餌を与えておきましょう。(もちろんなるべく食べ残しがでないように)生まれてくるメダカの卵の状態や卵の数は母親メダカの健康状態で変わってきますので、親メダカが良い状態で産卵に望むことが、良い卵や良い稚魚を産んでもらう重要なポイントです。
!ミジンコやゾウリムシなどの生餌はメダカの栄養源になります
メダカの採卵の様子と孵化のコツを知ろう
メダカの飼育に慣れてきたら、メダカを抱卵させ卵を産ませてみましょう。うまくいけば、健康な親が最低、オスメス一匹ずつ(1ペア)できていれば、産卵期のメダカは交尾をし繁殖を始めます。ただし、当然メダカにも相性というものもあるようで、全てのオスメダカ、メスメダカが飼育者の望んだとおりにペアになってくれるわけでもありません。確実に数を増やしたい場合は、オスとメスを合わせて合計10匹ぐらいはいるほうが安心です。(もちろん、数ペアできるように)
水や餌・水温などに気をつけ、メダカの健康状態が良い状態で飼育できていれば、成熟して大きく育ったメダカは卵を毎日のように20~30個ほど産むようになります。(メスの体が大きくなっていない卵を産卵し始めた段階では卵の数が少なかったり産まない日が続いたりしますが、メスの体が成長しできあがってくると安定した数の卵を産卵するようになります。やはり、親メダカの成長具合、健康状態を左右する餌などは繁殖・産卵にもとても重要な要素です)メダカの交尾は明け方に、オスがメスの身体の下をくるくる回って求愛のアピールをします。オスメダカのアピールがうまくいき、メダカのカップルが成立した場合、オスは背びれと尻ビレでメスを抱き、オスは精子を放出しメスが抱えている卵を受精させます。
その後、オスはメスから離れ、暫くは母親メダカがお腹にぶら下げたまま(抱卵したまま)泳いでいますが、卵は水草(カボンバ・アナカリス・マツモなど)や人工的な産卵床(当店取り扱いのシュロ)などに産み付けられます。産卵された卵は1ミリ程度のとても小さなものなので、繁殖を狙っている場合はよく目を凝らして日々メダカのお腹や水草に卵が産み付けられていないかをチェックしておきましょう。やはり、水草の種類によっては産み付けられた卵を発見しにくいので、人工的な産卵床に卵を産み付けさせて、そのまま産卵床ごと移動するのが楽ですね。
以前にも言いましたが、抱卵・産卵したけど卵を産み付ける場所がなくお腹にぶら下げられたままになっていると、ほとんどの場合他のメダカに卵を食べられてしまいます。
!メダカの採卵の様子です。卵を持ったメダカは産み付けるまで隔離しておく方が良いです。(親メダカは卵・稚魚を食べてしまうため)
メダカの卵は、産み付けられた後、約10日ほどで孵化します。孵化のコツは、以下の点に注意することです。
- 卵の水温は20~25℃が適温です。水温が低すぎると孵化が遅れたり、高すぎると卵が傷んだりします。水温を一定に保つために、水槽の下にヒーターを敷いたり、水槽の上にタオルをかけたりすると良いでしょう。
- 卵の水質は清潔に保ちましょう。卵の水槽には、他のメダカや餌や水草などは入れないようにしましょう。卵の水槽の水は、毎日少しずつ換水したり、エアレーションをしたりすると良いでしょう。卵の水槽には、カビや細菌の繁殖を防ぐために、塩(食塩)やヨードチンキを少量加えると良いでしょう。塩は、卵の数に応じて、小さじ1杯~大さじ1杯程度を目安に加えます。ヨードチンキは、卵の水槽の水に対して、数滴~10滴程度を目安に加えます。
- 卵の光は適度に当てましょう。卵の水槽には、自然光や人工光のどちらかを適度に当てると良いでしょう。光がないと卵が発育しなかったり、光が強すぎると卵が乾燥したりします。卵の水槽には、日中は窓際に置いたり、蛍光灯などの人工光を当てたりしましょう。夜間は、卵の水槽には暗くなるようにしましょう。
メダカの卵の不思議な世界を覗いてみよう
メダカの卵は、水草にぶら下がっている小さな白い玉のように見えますが、その中では驚くべき変化が起こっています。メダカの卵の中で何が起こっているのか、動画で見てみましょう。メダカの卵の色も変わるのを知っていますか?メダカの卵の育て方や孵化の仕組みについても紹介します。
メダカの卵の中で起こる成長の過程
メダカの卵は、産み付けられた時点ではほとんど透明ですが、その中にはすでに稚魚の姿があります。卵の中で稚魚は日に日に成長していき、目や心臓などの臓器が形成されていきます。卵の色も、成長の段階によって黄色っぽくなったり、黒っぽくなったりと変化していきます。卵の色が白くなった時は、残念ながら卵が死んでしまったことを意味します。
メダカの卵が孵化するまでには、約2週間程度かかりますが、その期間は水温や日照時間などの環境によって変わります。水温が高いほど、孵化までの期間は短くなります。しかし、水温が高すぎると、稚魚の体が弱くなったり、死亡率が高くなったりすることもあります。孵化するために最適な水温は、約24℃~25℃と言われています。
下の動画は、メダカの卵の中でどういう風に育ち成長をしていくのか、メダカの卵の成長の過程が分かる動画です。卵の成長を詳しく順を追って見てみましょう。
メダカの卵の成長の過程
動画を見ると、まず卵に毛のようなものが生えていることがわかります。これは、メダカの卵が水草に付着することを助けたり、卵同士で塊を作ったりするためのものです。卵をばらばらにして人工的に孵化させたい場合は、指でころころしてこの毛に付着しているゴミを取った方がいいかもしれません。バラバラにした方が、1つの卵にカビが生えたときに、他の健康な卵が巻き添えにならなくて済むというメリットがあります。
1日目ではあまり確認しにくいですが、卵の中に小さな油滴(卵の中に見える泡のようなもの)が散らばっています。これは、稚魚の養分となるものです。成長から3日目のあたりで、卵の中に大きな油滴が見えてきます。この油滴は孵化後も稚魚のお腹の袋に残っていて養分として使われていきます。
それから卵の中で脈を打つ臓器が見えてきます。これは、稚魚の心臓です。4日~5日後には、目に黒い色素がたまり、形もはっきりと見えてきます。その後、心臓がはっきりと脈打つのが見えてきます。卵の中で回転運動が見られてきて、早ければ約10日後には孵化が始まります。
稚魚は孵化するために、卵膜を破る必要があります。卵の中で口から酵素を出すことにより、卵膜を内側から柔らかくします。卵の中で回転運動をした稚魚は、その勢いで卵膜を破り、いよいよ外界へ出てくるのです。孵化直後は卵膜を被ったまま泳ぎ回る姿が観察できますが、すぐに卵膜は外れます。メダカの稚魚の誕生です。
くれぐれも、メダカの卵の殻が柔らかくなっている孵化直前に指で殻(卵膜)を触るようなことはやめてください。もちろん、生まれたばかりのメダカの稚魚を直接触るのも厳禁です。体が柔らかいため、簡単に死んでしまったり背骨が曲がったりという重傷を負ってしまう可能性があります。
メダカの卵を孵化させるためのコツ
メダカの卵を孵化させるためには、綺麗な水と光が必要です。卵の状態ではできることも少ないので、定期的な水換えと掃除で綺麗な環境を作ってあげましょう。水換えの際には、カルキを抜いていない水道水を使用すると、カビや雑菌の繁殖を抑えることができます。しかし、孵化が始まってきたら、カルキが抜けた水道水に変えてあげることが望ましいです。カルキが抜けていない水道水は、赤ちゃんメダカの命にかかわることがあります。
メダカの卵には、白いカビが生えることがあります。これは、もともと傷んでいる卵や無精卵に生えてくるものです。もし、卵にカビが生えているのを見つけたら、その卵はおそらく無精卵であり、または有精卵であったとしても、カビに侵食されている卵が孵化することは**ありません**。
一刻も早くカビの生えた卵を取り除かないと、全ての卵にカビが移り、せっかくの有精卵まで全滅する可能性があります。
先程も言いましたが、メダカの有精卵はかなり丈夫で、指で触っても大丈夫なので、慎重に少しでも多く孵化させたいという場合は、メダカの卵についている糸をとり、卵をひとつずつバラバラに離しておくというのも良いでしょう。卵を水流でゆっくり動かすというだけでも、カビが生えるのを予防する効果が期待できます。
そこからさらに万全を期すのであれば、孵化するまでメチレンブルーを入れてみると、有精卵と無精卵を判別することができます。メチレンブルーは、カビや雑菌の繁殖を抑える効果がある青色の薬品です。
無精卵の卵はメチレンブルーの青く染まりやすいので、カビが生える前に分けることができます。有精卵の卵は青色が抜けやすいので、孵化が近くなったらメチレンブルーを抜いた水に移してあげましょう。メチレンブルーの使い方については、こちらの記事を参考にしてください。メダカの卵にメチレンブルーを使ってみよう
メダカの卵を水草で取りたいなら、この水草がおすすめ!
メダカの卵を水草で取りたいと思っている方は多いと思います。水草はメダカの卵にとって安全な隠れ家になりますし、水質も改善してくれます。でも、どんな水草がメダカの卵に向いているのでしょうか?ここでは、私が実際に試してみたメダカの卵におすすめの水草を紹介します。これらの水草は、メダカが卵を産み付けやすく、採卵もしやすいものです。ぜひ参考にしてくださいね。
モス類(コケ類)
まず、メダカの卵に最適な水草といえば、モス類(コケ類)です。モス類は、糸状の細かい葉が卵にぴったりくっつきます。メダカは、このモス類の中に入って、圧倒的に卵を産み付けます。私が使っているのは、ウィローモスという種類ですが、他にもジャワモスやクリスマスモスなどもあります。モス類は、水槽の壁や流木、石などに結び付けて使います。モス類は、メダカの卵だけでなく、メダカの赤ちゃん(針子)にも良い環境を提供します。針子は、モス類の中に隠れて、小さな生き物や藻類を食べます。モス類は、メダカの繁殖に欠かせない水草です。
ホテイアオイ(ホテイソウの根)
次に、メダカの卵におすすめな水草は、ホテイアオイ(ホテイソウの根)です。ホテイアオイは、浮草として水面に浮かびますが、その根は水中に垂れ下がります。この根は、ヒゲ状の形をしていて、メダカの卵がくっきり見えます。メダカは、この根にもたくさん卵を産み付けます。ホテイアオイの根は、採卵にも便利です。根を引っ張って水面に持ち上げると、卵がそのままついてきます。ホテイアオイの根は、水質を浄化する効果もあります。水面に広がる葉は、光を遮って水温を下げたり、藻の発生を抑えたりします。ホテイアオイは、メダカの卵に優しい水草です。
サルビニア・ククラータなどの浮草
最後に、メダカの卵に向いている水草は、サルビニア・ククラータなどの浮草です。浮草は、水面に浮かぶ水草の総称ですが、中でもサルビニア・ククラータは、根がフサフサしています。メダカは、この根にも卵を産み付けます。浮草は、メダカの卵にとって安全な場所になります。水面から離れたところに卵があるので、親メダカに食べられる心配がありません。浮草は、産卵床としても使えますが、注意点があります。浮草は、増えやすいので、水面を覆い尽くしてしまうと、卵がどこにあるのか探すのが大変になります。また、水中の光が減って、他の水草が育ちにくくなります。浮草は、適度に管理して、メダカの卵に利用しましょう。
メダカの卵を無視されやすい水草
メダカの卵におすすめな水草を紹介しましたが、逆にメダカに無視されやすい水草もあります。それは、アヌビアスなどの葉っぱが固くてつるつるした水草です。メダカは、この水草にはあまり卵を産み付けません。理由は、卵が水草にくっつきにくいからでしょう。もしかしたら、メダカは卵を産み付けているけど、水草にくっつかずに、下に落ちているだけかもしれません。この水草は、メダカの卵には向いていませんが、メダカの赤ちゃんには良い隠れ家になります。葉っぱの裏に隠れて、親メダカから逃げることができます。メダカの卵を採卵したい場合は、この水草は避けたほうがいいでしょう。
メダカの卵を採卵・採取する方法とコツ
メダカの卵におすすめな水草を知ったら、次はメダカの卵を採卵・採取する方法を知りたいと思います。メダカの卵は、水草や人工物に産み付けられますが、そのまま放っておくと、親メダカに食べられたり、水質の悪化によって死んでしまったりします。メダカの卵を無事に孵化させるためには、採卵・採取することが必要です。ここでは、メダカの卵を採卵・採取する方法とコツを紹介します。
人工の産卵床を使う方法
メダカの卵を採卵・採取する方法の一つは、人工の産卵床を使う方法です。人工の産卵床とは、メダカが卵を産み付けやすい素材で作られたものです。例えば、タマゴトリーナーという商品は、スポンジの中にメダカが入って卵を産み付ける仕組みになっています。
人工の産卵床を使う方法のメリットは、卵を見逃さないことです。メダカが卵を産み付けたら、人工の産卵床ごと別の容器に移します。これで、親メダカから卵を守ることができます。人工の産卵床を使う方法のデメリットは、メダカにストレスを与えることです。
メダカは、自然な水草に卵を産み付けたいという本能があります。人工の産卵床に入れられると、不安や恐怖を感じるかもしれません。また、人工の産卵床を取り出すときに、メダカや卵を傷つける可能性もあります。人工の産卵床を使う場合は、メダカの様子をよく観察して、適切に扱ってください。
卵をお腹から取る方法
メダカの卵を採卵・採取する方法のもう一つは、卵をお腹から取る方法です。この方法は、最も確実に卵を取ることができますが、最も危険な方法でもあります。卵をお腹から取る方法とは、卵をお腹につけたメダカを掬って、綿棒や筆などを使って卵をお腹からとってしまうという方法です。この方法のメリットは、卵を見逃さないことと、卵の数をコントロールできることです。メダカは、一度に数十個の卵を産み付けますが、この方法なら、必要な分だけ卵を取ることができます。この方法のデメリットは、メダカに大きな負担をかけることと、卵を潰してしまうことです。メダカは、卵をお腹から取られると、ショックや痛みを感じるかもしれません。また、卵は有精卵であれば強いですが、無精卵や弱い卵は潰れやすいです。卵をお腹から取る方法は、絶対にこのメダカの卵は採りたいという場合以外はおすすめできません。メダカの健康を考えて、慎重に行ってください。
メダカの卵を入れる容器の選び方
メダカの卵を採卵・採取したら、次はメダカの卵を入れる容器の選び方を知りたいと思います。メダカの卵は、親メダカとは別の容器に入れて、孵化させます。メダカの卵を入れる容器の選び方には、水量と開口部が重要です。水量は、少なすぎず多すぎずが良いです。水量が少なすぎると、水質の悪化が激しくなります。水量が多すぎると、卵の管理が難しくなります。適度な水量は、卵の数や容器の大きさによって異なりますが、一般的には、1リットル程度が目安です。開口部は、広いほうが良いです。開口部が広いと、酸素が溶け込みやすくなります。酸素は、メダカの卵にとって必要な要素です。開口部が狭いと、酸素が不足して、卵が死んでしまう可能性があります。開口部が広い容器としては、ペットボトルの底を切ったものやプラスチックのボウルなどがあります。メダカの卵を入れる容器は、水量と開口部に注意して選びましょう。
まとめ
メダカの卵を水草で取りたいなら、この記事で紹介した水草がおすすめです。メダカの卵を採卵・採取する方法としては、人工の産卵床を使う方法と卵をお腹から取る方法がありますが、メダカの健康を考えて、適切に行ってください。メダカの卵を入れる容器は、水量と開口部に注意して選びましょう。メダカの卵を無事に孵化させるためには、これらのポイントを押さえてください。メダカの繁殖は、楽しくてやりがいのある趣味です。メダカの卵を大切に育てて、メダカの仲間を増やしましょう。