この記事では「メダカの天敵はヤゴ! というのは本当ですか?」という質問に答えていきます。
メダカは小川や池などで見られる日本人にとっても身近な魚の一種です。
そんなメダカはにとってヤゴは天敵なのか? めだかとヤゴの関係やメダカの天敵について紹介し
ていきたいと思います。
Table of Contents
メダカはヤゴの天敵! というのは本当ですか?
メダカを池や室外の環境で飼育しようかと考えているのですが、トンボが近くを飛んでいるので池
にはヤゴがいるかもしれないと考えました。
水草が多く、ネットを張っても対処が難しいと思いました。ヤゴは本当にメダカの天敵なのでしょうか? 大きなメダカだったら大丈夫とかありますか?
ヤゴがどのようにしてメダカの天敵と言われているのでしょうか?
メダカの天敵はヤゴなの?
まず初めに「メダカの天敵はヤゴ! というのは本当ですか?」という質問に答えていきます。
ズバリ「ヤゴはメダカの天敵です!」
ヤゴはメダカの天敵は間違いないので、ヤゴの生態やどんな理由で天敵になっているのかを紹介し
ていきます。
ご存じかもしれませんが、ヤゴという生き物はトンボの幼虫の総称です。
日本全土に生息しており、水草に紛れたり、水底の土の中に隠れています。
比較的流れが穏やかな小川や池、用水路を生息地としていることが多く、メダカの生態環境と一致
している場所がほとんどです。
ヤゴは4月から10月までの長い期間を活動し、越冬もします。早い種では1か月~4か月ほどで成虫
のトンボになりますが、長い種になると4年~5年という長い年月をかけて脱皮を繰り返しヤゴとして
成長する個体もいます。
ヤゴの大きさも種類によってさまざまで、大型のヤゴはメダカ以上の大きさになります。
メダカであれば大きな個体であっても問題なく捕食してしまうので、小さなヤゴでも油断はできませ
ん。
ヤゴの捕食方法は、折り畳み式になっているかぎ状の口を瞬時に伸ばし、小魚をとらえ捕食します。
ヤゴの生態が少し分かり、メダカにとっての天敵であることも理解できたと思います。
それではヤゴに対する対策を紹介していきたいのですが、残念ながら対策は難しいと言えます。
ヤゴが発生しないようにするにはトンボの産卵を防がなくてはならないのですが、完全に蓋をしてし
まう以外に産卵を防ぐのは難しいのです。
何故ならトンボは、水面から卵を産み付けるだけでなく、空中から卵を落とす種類もいるので網をか
ぶせるくらいでは対策にならないからです。
まとめると
- メダカの住める場所にはヤゴも住める。
- ヤゴは隠れているので見つけにくい。
- 小さなヤゴでも大きなメダカを捕食できる。
- 屋外でトンボの産卵を防ぎ、ヤゴの発生を抑えるのは難しい。
屋外の飼育でも、水槽など透明度が高い環境で飼育していればヤゴを見つけて取り除くこともできそ
うですが、屋外に綺麗な水槽を置こうとする人は少数でしょうから、やはりヤゴ対策は難しいと言え
ます。
以上の理由から「メダカにとってはヤゴは天敵である」と言えます。